キネ通信⑱
~ウィーンの巻④~
キネちゃんは色々な音楽家の墓を見ると、今日のメインのベルヴェデーレ宮殿に行きました。
少しベルヴェデーレ宮殿の紹介をしておきます。
キネちゃんは最初、シェーンブルン宮殿と同じく、ハプスブルク家が所有していたのだと思いました。しかし、ハプスブルク家は最初からこのベルヴェデーレ宮殿を所有していたわけではありません。最初にこの宮殿をつくり、所有していたのが、オーストリアで活躍し、ハプスブルク家に使えた名高き軍人、または政治家のプリンツ・オイゲン公です。
最終的にはハプスブルク家のマリア・テレジアに売却されました。
さて、キネちゃんはベルヴェデーレ宮殿のチケット売り場で値段は高めの切符を買いました。実はキネちゃん、切符が高くて買うか、買わないか、迷っていたところです。でも、せっかく来たのだし、クリムトの「接吻」も見たいし...
と、いうことで一応買いました。
ベルヴェデーレ宮殿は現在美術館になっていて、宮殿は広大な庭をはさんで、小高いところには上宮、向かい合っているのが下宮となっています。
↑ベルヴェデーレ宮殿 上宮(裏)
↑ベルヴェデーレ宮殿 下宮 (オレンジ色の屋根の奥に見える建物)
さあ!ここで問題です。ベルヴェデーレ宮殿は何様式でしょう?
分かりましたか?最後に答えを書くので、確認して下さい。
・ ・ ・
キネちゃんは、上宮にレストランがあるのを見つけたのでそこで食べました。レストランはおしゃれな雰囲気で、ハプスブルク家の皇帝のフランツ・ヨーゼフ1世と、皇后のエリザベート(愛称・シシー)の全身の肖像画がありました。
お腹いっぱいになり、キネちゃんは上宮にはいりました。上宮は複雑なつくりで、緑の屋根はとても目立ちました。庭から見ると上宮は後ろ側が見え、反対の方へ行かない限りは表が見えません。チケット売り場は庭から見て右側の小道を通って入ります。その時に、上宮の表が見えると思います。そして、表の方には大きな池?噴水?があります。
上宮に入るとすぐ(ちょっと進むくらい?)右に上宮の美術館に入る入口があります。絵の解説を聞きたいという人はイヤホンガイドを使って見ることができます。(確か4€だった気が...あてにならず、すみません...)
キネちゃんは美術館に入りました。キリストの絵などがたくさんありました。
そして、ずいぶん進んだな...と思っていたら、クリムトの有名な絵、「接吻」が大きな額に大きな絵で壁に展示されていました。
周囲には中国人観光客が殺到していました。
キネちゃんは次の下宮に行きました。あ、ティディーちゃんとキネちゃんが話しています。どうやらもう下宮はほとんど閉まっているようです。
キネちゃんは下宮を近くで見てみたいと思ったので、ティディーちゃんに言いました。
下宮についてみると...なんと扉が開いていました。キネちゃんはティディーちゃんを呼んで、中に入りました。
最初は奥に美術館があると思って、1番奥まで行ってしまいました。しかし、そこはトイレでした。残念だな、と思って入口まで引き返そうかな、と思いながらキネちゃん達が歩いていますと...なんと、分かりにくかったのですが、小さな小さな美術館の入口がありました。キネちゃんは喜んでそこに入りました。中はクリムトの美術館でした。
皆さんはクリムトの絵があると思ったのではないでしょうか。しかし、クリムトの描きかけの絵のような物があっただけで、大した物はありませんでした。すいぶん昔のポスターがあったので、古い物を見るのがお好きな人にはお勧めです。もちろん、上宮のクリムトの「接吻」は皆さんにお勧めします。
下宮で見られる所はその1つしかなかったようです。時間が過ぎて、閉まっていました。皆さんはぜひ、下宮も見て下さい。キネちゃんは下宮を見ることが出来ませんでした。
キネちゃんは、とても充実した1日だったなあ、と思いながらホテルに帰りました。
<助言>
キネちゃんはとても写真好きで、たくさん写真を撮っています。しかし、うっかりカメラを忘れ、このブログに写真を載せることが出来ない、ということが度々あります。
写真がお好きな人は、カメラをぜひ旅のお供にして必ず持っているようにしてほしいです。
以上、著者からの助言でした。これからも、キネ通信をお楽しみ下さい。
<答え>
2.バロック様式
でした。
以上!