〜マルギット島の巻〜
キネちゃんは、ハンガリーのブダペストに引っ越しました。その時に、ブダとペストを分ける、ドナウ川の真ん中に浮かんでいる島が気になりました。
そこである日、キネちゃんはその島に行く事にしました。まず、キネちゃんは、ガイドブックを見ました。どうやら、その島の名前は「マルギット島」と言うようです。キネちゃんは出掛ける支度を整えて、マルギット島に行きました。家からトラムでセールカルマンまで行き、乗り換え、マルギット島まで行きました。
マルギット島は工事の時期を迎えていました。なので、キネちゃんは気を付けながら道を通りました。マルギット島は、広い芝生が沢山あり、犬や子供も楽しそうに走っていました。キネちゃんは、お花を触ってみました。お花はとても嬉しそうでした。その後、日本庭園に行きました。動物園にも行きました。動物園は、鳥が沢山いて、とても可愛らしく、キネちゃんが特に気に入ったのは、木の柵の上をヨチヨチ歩いていたおんどりです。キネちゃんはおんどりを見たことが無かったので、とても興奮しました。赤い冠に、豪華な体の色はまるでおとぎ話に出てくる王様のようでした。
日本庭園は、池と、松の木がありました。池の真ん中には、何だかうつむいている女性像がありました。その女性像が乗っているところには、なんと、大きな亀さんが首をぬーっと伸ばしてこちらを見ているではありませんか。亀さんが全く動かないので、キネちゃんは、ふふふと笑いました。
キネちゃんは、その後ペストに行ってから、トラムで家に帰りました。
[言葉の説明]
トラム・・・ブダペスト内を走る路面電車の事。